Valheim(ヴァルヘイム)で沼バイオームを探索し、次のステップに進むために「香辛料台(スパイスラック)」を作ろうとした時、多くのプレイヤーが「カブの種がまったく見つからない」という壁に直面します。
アザミやキノコは見つかるのに、カブだけが何時間探しても見つからないのは、Valheimプレイヤー共通の悩みと言えるでしょう。
この記事では、なぜカブの種がこれほど見つかりにくいのかという理由から、効率的な探し方のコツ、そしてカブの重要な使い道まで、データベースの情報に基づき徹底的に解説します。
カブの種が見つからない!なぜこんなにレア?
「2時間以上、沼全体を探しても見つからない」というのは、決して珍しいことではありません。
カブの種子は、ゲームのデザインとして意図的に見つけにくく設定されています。
結論:カブの種子は非常にレアなアイテム(仕様です)
カブの種子は、Valheimの中でも特に発見が難しいアイテムの一つです。
プレイヤーの中には「6時間探してようやく1つ見つけた」という報告や、「ロングシップが鉄でいっぱいになるくらい探索しても1つしか見つからなかった」という声もあるほど、その発見難易度は高い仕様になっています。
見つからない理由①:沼バイオームの特定の場所にしか自生しない
カブの種子(植物)は、沼バイオームにのみ自生します。
しかし、沼バイオーム全体に均等に分布しているわけではなく、水に浸かっていない乾いた地面や丘のような場所にポツンと生えていることが多いです。
沼の暗さも発見を困難にする要因
沼バイオームは全体的に暗く、植物も似た色合いに同化しているため、意識して探さなければ見過ごしてしまいます。
見つからない理由②:シード(ワールド)によっては特定の沼に存在しないことも
探索している沼に、カブの種子が存在しない可能性もあります。
「見つけた沼では育たないかもしれない」という指摘もあり、実際に開発モードで調査したプレイヤーからは「自分のシード(ワールド)のどの沼バイオームにも(カブの種子が)なかった」という報告すらあります。
カブの種子の見た目と特徴(探す前に確認)
カブの種子を探す前に、その見た目を正確に知っておくことが重要です。
探すべきは「黄色い花」(菜の花のような植物)
カブの種子は、背が少し高い植物で、「黄色い花」を咲かせているのが最大の特徴です。

見た目は「菜の花」や、黒い森で見つかる「ニンジンの種子(白い花)」と似ていますが、カブは明確に黄色い花をつけています。
沼の暗い景色の中で、この黄色い花を見つけることが探索の鍵となります。
カブの種子を効率よく見つける探し方【6つのコツ】
何時間も沼をさまよう前に、以下の効率的な探し方を試してみてください。
コツ①:沼の「端」を探す(黒い森・草原との境界)
最も有力な探し方の一つが、沼バイオームの「端」を探索することです。
特に、黒い森や草原といった他のバイオームと隣接している境界線付近は狙い目です。
暗い沼の中から探すよりも、隣の明るいバイオーム側から沼地を観察するほうが、花の色を識別しやすいという利点があります。
コツ②:水の中ではなく「乾いた地面」を探す
カブの種子は、沼の水中に生えていることはありません。
水に浸かっていない乾いた地面や、少し盛り上がった丘の上などを重点的に探しましょう。
コツ③:「夜」に探すべき?「昼」に探すべき?(両論を解説)
カブの種子を探す時間帯については、プレイヤー間で意見が分かれています。
「一日中探して見つからなかったのに、夜に引き返す途中で見つけた」という報告が複数あり、夜の方が花が発光する(あるいは目立つ)のではないかという説があります。
夜間探索のリスクと昼間探索の利点
「夜はもっと暗く、危険だ」という意見や、「日中に探すほうが役立つ」という報告もあり、どちらが絶対的に正しいとは言えません。
両方の時間帯で試してみる価値はあるでしょう。
コツ④:グラフィック設定を下げる(地面の詳細設定)
テクニカルな方法として、グラフィックの「地面の詳細設定」を下げるというものがあります。
この設定を最低にすると、地面の草や細かなオブジェクトの描画が簡略化され、キノコやカブの種子のような採取可能なアイテムだけが目立つようになり、格段に見つけやすくなります。
コツ⑤:一つの沼に固執せず、新しい沼(遠くの沼)を探す
一つの沼をくまなく探しても見つからない場合、そのシードのその沼にはカブが存在しない可能性があります。
一つの沼に固執せず、船などで移動し、新しい別の沼バイオーム(特に遠くの沼)を探す方が効率的です。
コツ⑥:周囲の植物を刈り取ってみる
視界を妨げている他の植物を刈り取ってみるのも一つの手です。
「くまなく探した」と思っていた場所でも、周囲の植物を整理したところ、カブの種子が見つかったという報告もあります。
カブの種子を見つけたら(増やし方と栽培方法)
苦労してカブの種子を見つけたら、もう沼をさまよう必要はありません。
1つ見つければOK!カブの種子は3個ドロップする
カブの種子の植物は、採取すると一度に「カブの種子」を3個ドロップします。
栽培によって無限に増やすことができるため、たった一つ(一株)見つけるだけで十分です。
栽培のサイクル:「カブの種子」→「カブ」→「カブの種子」
カブを増やすには、まず「カブの種子」を植えて「カブ」を収穫します。
次に、収穫した「カブ」を(耕運具の「種カブ」モードで)もう一度植えると、それが成長して花を咲かせ、3つの「カブの種子」になります。
このサイクルを繰り返すことで、種子もカブも倍々に増やすことが可能です。
耕運具を使った栽培の手順
栽培には「耕運具」が必要です。
耕運具は「鍛冶場」にて、以下の素材で作成できます。
| 必要な素材 | 個数 | 作成設備 |
| 木の芯 | 5個 | 鍛冶場 |
| 青銅 | 5個 | 鍛冶場 |
耕運具で地面を耕し、「カブの種子」を植えます。2〜3日待つと「カブ」が収穫できます。
注意点:カブは生食できない
なお、収穫したカブはニンジンと違い、そのまま食べることはできません。
カブの主な使い道(なぜカブが必要?)
カブが「見つからない」と問題になるほど重要なのは、以下の使い道があるためです。
用途①:大鍋のアップグレード「香辛料台(スパイスラック)」
多くのプレイヤーがカブを探す最大の理由が、大鍋のアップグレード設備である「香辛料台(スパイスラック)」です。
これを作成するには、カブ3個を含む以下の素材が必要です。
| 必要な素材 | 個数 |
| タンポポ | 3個 |
| ニンジン | 2個 |
| キノコ | 5個 |
| アザミ | 3個 |
| カブ | 3個 |
用途②:強力な料理「カブのシチュー」「黒のスープ」
カブは強力な料理の材料になります。
「カブのシチュー」は、体力18・スタミナ55という高いスタミナ上昇効果が得られます。
カブのシチュー:作成レシピ
| 必要な素材 | 個数 |
| 猪肉 | 1個 |
| カブ | 3個 |
また、「黒のスープ」は体力50・スタミナ17と体力を大きく伸ばせます。
黒のスープ:作成レシピ
| 必要な素材 | 個数 |
| 血袋 | 1個 |
| ハチミツ | 1個 |
| カブ | 1個 |
用途③:鶏の餌(ゲーム終盤)
ゲーム終盤で鶏の飼育を始めると、「カブの種子」は「雌鶏の餌」として使用できます。
鶏の数が増えると大量の餌が必要になるため、種子を大量にストックしておくことにも価値があります。
どうしてもカブが見つからない時の最終手段
自力での発見を諦めた場合、以下の方法もあります。
友達のワールドからもらってくる
もし一緒にプレイしている友達がカブを持っているなら、そのワールドからカブやカブの種子を2〜3個もらってきて、自分のワールドで栽培を始めるのが最も手っ取り早い解決策です。
開発者コマンド(spawn turnip)を使う
ソロプレイなどで、どうしても見つからずに進行が止まってしまった場合は、開発者コマンド(デバッグモード)を使用してカブをスポーンさせる(出現させる)という最終手段もあります。
まとめ~Valheimでカブが見つからない人向けのヒント~
Valheimで「カブが見つからない」のは、バグではなく「非常にレアなアイテム」というゲームの仕様です。
探すべきは、沼バイオームの乾いた地面に生える「黄色い花」です。
一つの沼に固執せず、沼の「端」を探したり、グラフィック設定を下げたり、時間帯を変えたりといった工夫を試してみてください。
カブはたった一つ(一株)見つければ、栽培で無限に増やすことができます。
「香辛料台」や「カブのシチュー」の作成を目指し、根気よく沼の探索を続けてみましょう。
