Valheim(ヴァルヘイム)を始めたばかりの「草原」バイオームで、プレイヤーが最初によく見かける黄色い花、それが「タンポポ」です。
序盤は使い道が少なく、むしろ拠点の景観を乱す雑草として「邪魔だ」と感じるかもしれません。
しかし、実はこのタンポポ、ゲーム中盤から終盤にかけて非常に重要な役割を持つアイテムです。
この記事では、Valheimのタンポポの入手方法から、意外と知られていない重要な使い道、そして邪魔な場合の対処法まで徹底解説します。
タンポポの入手方法【全2パターン】
タンポポは、ゲームの序盤から簡単に入手できるアイテムです。主な入手方法は2パターンあります。
入手方法①:草原や平地(平原)バイオームで採取する
タンポポは、スタート地点でもある「草原」バイオームや、ゲーム後半の「平地(平原)」バイオームに広く自生しています。

特徴的な黄色い花がついているため、探索していれば簡単に見つけることができます。
入手方法②:「灰色ドワーフブルート」からのドロップ
もう一つの入手方法は、黒い森バイオームに出現する敵「灰色ドワーフブルート」からのドロップです。
灰色ドワーフブルートは、討伐するとタンポポを確定でドロップします。
タンポポの使い道【全一覧】
タンポポは食材系のアイテムですが、そのまま食べることはできません。
しかし、クラフト素材として非常に多くの使い道があり、特に中盤以降の需要が非常に高いアイテムです。
最重要の使い道①:蜂蜜酒(健康蜂蜜酒・超健康蜂蜜酒)
タンポポの序盤における最も重要な使い道は、体力を即時回復する蜂蜜酒の材料です。
「健康蜂蜜酒」は体力を50回復させ、「超健康蜂蜜酒」は体力を75回復させます。
作成にはそれぞれ以下の主成分をMEAD KETILLで作成する必要があります。
| 蜂蜜酒の種類 | 必要な素材 |
| 蜂蜜酒主成分:健康的 | ハチミツx10, ブルーベリーx5, ラズベリーx10, タンポポx1 |
| 蜂蜜酒主成分:超健康的 | ハチミツx10, 血袋x4, ラズベリーx10, タンポポx1 |
ボス戦やダンジョン攻略の必需品
これらはボス戦やダンジョン攻略で非常に有用なアイテムとなります。
最重要の使い道②:鶏の餌(ゲーム後半で大量消費)
ゲーム後半における最重要の使い道が、家畜である「雌鶏」の餌です。
鶏はタンポポを好んで食べます。
鶏を飼い始めると、2日程度でタンポポ1スタック(50個)分を消費することもあるほど需要が急増するため、ゲーム後半ではタンポポ不足に陥ることもあります。
設備の使い道:香辛料台、メイポールなど
タンポポは拠点の設備をアップグレードする際にも必要です。
特に大鍋のアップグレード設備である「香辛料台」は、より強力な料理を作るために必須となります。
| 設備・アイテム名 | 必要な素材 |
| 香辛料台 | タンポポx3, ニンジンx2, キノコx5, アザミx3, カブx3 |
| メイポール | 木x10, タンポポx4, アザミx4 |
| 黄の幟 | 革の切れ端x6, 上質な木x2, タンポポx4, 炭x2 |
料理・装備の使い道:猪の丸焼き、夏至の冠など
その他のクラフトとして、ごちそう料理である「猪の丸焼き」や、装備品「夏至の冠」の作成にも使われます。
| アイテム名 | 必要な素材 |
| 猪の丸焼き | 焼いた鹿肉x2, 焼いた猪肉x5, タンポポx4, 森のハーブブレンドx1 |
| 夏至の冠 | タンポポx10 |
その他のクラフト用途
「バナニディールのビール」の主成分(タンポポ10個、スズキ2個、生の海藻1個)や、「黄色の花火」(普通の花火1個、タンポポ1個)など、タンポポは多岐にわたるアイテムの材料となります。
序盤は積極的に集める必要はない?
序盤においては、タンポポは前述の健康蜂蜜酒を作成する分以外、積極的な使い道は少ないです。
そのため、序盤は無理に集める必要はありません。
将来的な需要に備える
ゲーム後半の鶏の餌として膨大な量が必要になるため、見かけたら採取してチェストに保管しておくのが賢明です。
タンポポは栽培できる?リスポーン(復活)する?
タンポポが大量に必要になるなら栽培したいと考えるかもしれませんが、タンポポの仕様は他の作物とは異なります。
タンポポは栽培(栽培)できない
結論から言うと、ニンジンやカブのように耕運具を使ってタンポポを「栽培」することはできません。
タンポポはリスポーンする(抜いてもまた生えてくる)
タンポポは栽培できませんが、一度採取した場所(リスポーン地点)に時間が経過すると再び生えてきます。
現実世界のタンポポのように、抜いても抜いてもまた生えてくる性質を持っているため、採取場所にマップマーカーを付けておけば定期的に収集することが可能です。
【悩み】タンポポが邪魔!畑から生えてこなくする方法は?
タンポポは便利な反面、拠点や畑の中に意図せず生えてきて景観を損ねる「雑草」として邪魔に感じるプレイヤーも多くいます。
結論:バニラ(Modなし)で完全に生えなくするのは困難
Valheimの標準仕様(バニラ)では、タンポポがリスポーンするのを完全に防ぐことは困難です。
現実世界のタンポポのように非常にしぶとい存在です。
対策①(バニラ):床や石畳を敷く(畑以外)
タンポポは土の上にリスポーンします。
そのため、拠点の景観を守りたい場所の地面に「床」や「石畳」を敷くことで、その場所からタンポポが生えてくるのを防ぐことができます。
畑には使用不可
この方法は作物を育てる畑(耕した土)には使えません。
対策②(バニラ):深く掘って埋め戻す
床の下などに生えてきてしまった場合は、一度ツルハシで深く掘り出し、その後「盛り土ツール」で埋め戻すことで対処できる場合があります。
対策③(Mod):Mod「Plant Everything」を導入する
Modの使用に抵抗がなければ、「Plant Everything」といったModを導入することで、リスポーンする雑草やリソースを削除(または任意に植える)ことが可能になります。
対策④(コマンド):開発者コマンドで強制的に削除する
コンソールコマンドを使用する方法もあります。
F5キーを押して、「devcommands」と入力して有効にした後、「forcedelete 50 Pickable_Dandelion」とコマンド入力すると、指定した範囲(この場合は50メートル)内のタンポポを強制的に削除できます。
なぜ邪魔でも集めておくべきか?(鶏の餌)
畑に生えてくるタンポポは邪魔かもしれませんが、前述の通り、ゲーム後半には「鶏の餌」としていくらあっても困らないアイテムに変わります。
邪魔だと感じても削除せず、将来の家畜のためにチェストに集めておくことを強くおすすめします。
まとめ~Valheimでのタンポポの使い道を知ろう!
Valheimの「タンポポ」は、草原で見つかる黄色い花で、序盤は「健康蜂蜜酒」の材料として役立ちます。
一見、使い道が少なく邪魔な雑草に見えますが、ゲーム後半になると「鶏の餌」として膨大な量が要求されるため、非常に重要なアイテムです。
タンポポは栽培できませんが、採取した場所にリスポーンします。
拠点や畑に生えてくるタンポポは邪魔に感じるかもしれませんが、将来の需要に備えて、見かけたら採取し、大切に保管しておきましょう。
