ARC Raiders(アークレイダース)は、機械と戦いながら資源を集める脱出シューティングゲームですが、他のプレイヤー(レイダー)に襲われて全てを失う恐怖と隣り合わせです。
「対人戦(PvP)は苦手だから避けたい」「平和に探索だけを楽しみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
実はこのゲームには、公式には明言されていないものの、プレイヤーの行動によってマッチングが変わる仕組みが存在するという情報があります。
そこで今回は、PvPを極力回避して平和にプレイするための具体的な方法と、その裏にあるマッチングシステムについて徹底的に解説します。
ARC RaidersでPvPを避ける方法は「徹底して人を撃たない」こと
PvPを避けて平和にプレイしたいなら、結論は非常にシンプルです。
それは「徹底して他のプレイヤーを撃たないこと」です。
このゲームのマッチングシステムは、プレイヤーの攻撃性を分析している可能性が非常に高く、平和主義を貫くことで、同じような平和主義のプレイヤーとマッチングしやすくなる傾向があります。
「攻撃性に基づくマッチメイキング(内部レート)」の存在と仕組み
ARC Raidersのマッチメイキングについて、海外メディアのPC Gamerが興味深い情報を報じています。
Embark Studiosのアートディレクターであるロバート・サメリンさんが、マッチメイキングは非常に複雑であり、「行動を分析し、それに応じてマッチングしている」と示唆したというのです。
行動データがマッチングを決める
これは、プレイヤーがゲーム内でどのような行動を取っているか、つまり「好戦的か、そうでないか」といったデータが、マッチングの基準になっている可能性が高いことを意味します。
一般的に「内部レート」や「カルマ」と呼ばれるような隠しステータスが存在し、それがロビーの雰囲気を決めていると考えられます。
プレイヤーをキル・攻撃すると「修羅サーバー」に飛ばされる?
データベースに寄せられた多くのプレイヤーの検証や体験談によると、他のプレイヤーをキルしたりダメージを与えたりすると、その後のマッチングで急激に好戦的なプレイヤーが増えるという現象が報告されています。
修羅サーバーへの片道切符
これは、攻撃的な行動をとったプレイヤーが、同じく攻撃的なプレイヤーが集まる、いわゆる「修羅サーバー」に送られているためと推測されます。
一度でもキルをしてしまうと、見敵必殺(見かけたらすぐ撃つ)の殺伐とした環境に放り込まれ、平和な探索が困難になってしまうリスクがあるのです。
平和なロビー(通称:ドンシュー鯖)に行けばPvPは激減する
逆に、他のプレイヤーを一切撃たず、敵対的な行動を取らないでいると、次第に平和なロビーにマッチングされるようになります。
理想郷:「ドンシュー鯖」の実態
こうしたロビーは、プレイヤー間で「Don’t Shoot(撃たないで)」と声を掛け合い、互いに攻撃せずにすれ違ったり、時には協力してARCを倒したりするような友好的な雰囲気であることから、通称「ドンシュー鯖」と呼ばれています。
ここではPvPが発生する確率は極めて低く、安心して探索やクエストに集中することができます。
PvP回避率を劇的に上げる!平和なマッチングに行くための具体的な手順
では、具体的にどうすればこの「平和なロビー」に辿り着けるのでしょうか。
PvP回避率を上げるための手順を紹介します。
撃たれても撃ち返すな!「ドンシュー(Don’t Shoot)」を徹底する重要性
最も重要なのは、たとえ撃たれたとしても「撃ち返さない」という強い意志を持つことです。
正当防衛であっても、相手にダメージを与えたりキルしたりしてしまうと、システム側が「攻撃的な行動」と判断し、レートが上がってしまう可能性があります。
徹底した非戦の姿勢
攻撃を受けたら、まずはボイスチャットやエモートで敵意がないことを示し、それでも攻撃が止まない場合は、反撃せずに全力で逃げるか、潔く倒されることを選びましょう。
この徹底した非戦の姿勢が、平和な世界への切符となります。
すでに好戦的なサーバーにいる場合の「レート調整(下げ方)」
もし現在、出会うプレイヤー全員が襲ってくるような殺伐とした環境にいる場合でも、諦める必要はありません。
意図的に内部レートを下げることで、再び平和なマッチングに戻れる可能性があります。
具体的には:5〜10試合の「禊(みそぎ)」が必要
5試合から10試合程度、誰も攻撃せずに過ごすことでマッチングの傾向が変わったという報告があります。
無料ロードアウトで出撃して「戦闘せずに帰還・死亡」を繰り返す
レートを下げるための具体的な方法として有効なのが、「無料ロードアウト」での出撃です。
装備を失うリスクのない状態で出撃し、他のプレイヤーを一切攻撃せずに探索を行い、そのまま帰還するか、あるいは倒されることを繰り返します。
リスクゼロでの調整
これを数回から十数回繰り返すことで、システムに「このプレイヤーは攻撃的ではない」と認識させ、平和なロビーへとマッチングを誘導することができると言われています。
アイテムを失うことなくレート調整ができるため、非常に効率的な方法です。
どうしても戦いたくない人向け!PvPを避ける立ち回りと設定
マッチングの仕組みを利用する以外にも、日々の立ち回りや設定を工夫することで、PvPのリスクをさらに減らすことができます。
ソロプレイ推奨?デュオ・トリオは戦闘が起きやすい理由と対策
平和に遊びたいのであれば、基本的にはソロプレイが推奨されます。
人数によるPvP発生リスクの違いを以下の表にまとめました。
| プレイ人数 | PvP発生リスク | 理由・傾向 |
| ソロ (1人) | 低 | お互いにリスクを避けたい心理が働きやすい。平和な交渉が成立しやすい。 |
| デュオ (2人) | 中 | 相手もペアの可能性が高く、強気に出られることがある。 |
| トリオ (3人) | 高 | グループ心理から好戦的になりやすい。味方の発砲に巻き込まれるリスクも最大。 |
ソロでの平和維持
ソロであれば、自分の行動だけで平和を維持しやすく、またソロ同士のマッチングでは「お互いにリスクを避けたい」という心理が働きやすいため、戦闘を回避しやすいと言われています。
近接ボイスチャット(VC)を活用して「敵意がない」ことを伝える交渉術
他のプレイヤーと遭遇してしまった場合、「近接ボイスチャット」が非常に有効な武器になります。
設定で近接ボイスチャットをオンにし、相手に聞こえる距離で「Don’t Shoot(撃たないで)」「Friendly(フレンドリー)」と話しかけてみましょう。
交渉のコツ
日本語だけでなく英語で呼びかけることも効果的です。
ボイスチャットで人間味のあるコミュニケーションを取ることで、相手の攻撃の手が止まり、そのまま平和に別れられるケースは少なくありません。
サーバー選択(北米・欧州)でプレイヤーの質(民度)が変わる?
プレイするサーバー(地域)によってもプレイヤーの傾向が異なると言われています。
| サーバー地域 | プレイヤーの傾向 (報告ベース) | 平和度 |
| 北米・欧州 | 比較的友好的。VCでの交渉に応じたり、無益な戦闘を避ける傾向がある。 | 高 |
| アジア | 好戦的。問答無用で撃ってくるプレイヤーが多いとの報告あり。 | 低 |
サーバー変更の検討
もしアジアサーバーで好戦的なプレイヤーばかりに遭遇する場合は、設定からサーバーを変更してみるのも一つの手段です。
それでも撃たれたらどうする?リスク管理と心構え
いくら対策をしても、PvPの可能性をゼロにすることはできません。
万が一撃たれてしまった場合の心構えも持っておきましょう。
100%回避は不可能!事故と割り切って即撤退・降参でレートを維持する
どんなに平和なロビーでも、好戦的なプレイヤーが紛れ込んでいたり、突発的な事故で撃たれたりすることはあります。
その時は「事故」だと割り切りましょう。
重要なのはカッとならないこと
ここで反撃してキルしてしまえば、また修羅サーバーに逆戻りしてしまいます。
撃たれたら即座に撤退するか、逃げ切れない場合は抵抗せずに倒されることで、平和なレートを維持することを最優先に考えましょう。
失っても痛くない「無料ロードアウト」運用のすすめ
PvPで倒されることの精神的ダメージを減らす最良の方法は、「失っても痛くない装備」で挑むことです。
無料ロードアウトを活用すれば、装備ロストの恐怖から解放されます。
賢い運用法
高価な装備で出撃するのは、本当に必要な時や、絶対に生還できる自信がある時だけに限定し、普段の探索やレート調整は無料装備で行うのが賢いプレイスタイルです。
PvEモードの実装予定は?現状の公式情報とユーザーの要望まとめ
「完全にPvPがないモード(PvEモード)が欲しい」という声は多くのユーザーから上がっていますが、現時点では公式からPvEモードの実装に関する具体的な発表はありません。
今後の展望
しかし、ユーザーからの要望が多いことは開発側も認識しているはずであり、今後のアップデートで何らかの対応がなされる可能性もゼロではありません。
現状は、今回紹介したような立ち回りで自衛しつつ、今後の展開を待つのが良いでしょう。
まとめ
ARC RaidersでPvPを避けるための最大の秘訣は、「自分から撃たない」という徹底した平和主義を貫くことです。
公式も示唆する通り、プレイヤーの行動に基づいたマッチングシステムが存在する可能性が高く、非戦を続けることで平和なロビーに到達できる道が開けます。
無料ロードアウトでのレート調整や、ボイスチャットでの交渉、ソロプレイの活用などを組み合わせることで、殺伐とした戦場でも平和な探索ライフを楽しむことは十分に可能です。
リスク管理を徹底し、自分なりの楽しみ方を見つけてください。

