ARC Raiders(アークレイダース)において、ボイスチャットを使わずに意思疎通を図るための最も重要なツールが「ピン」システムです。
敵の位置を知らせたり、アイテムの場所を共有したりするだけでなく、使い方次第では自身の生存率を大きく左右する強力な武器となります。
しかし、操作方法や高度な活用テクニックを知らないままプレイしている方も少なくありません。
この記事では、PC・PS5・Xboxそれぞれの「ピンの差し方」から、敵の索敵や牽制に使える戦略的な活用術、さらには通知範囲の設定変更までを徹底的に解説します。
ARC Raidersのピンの差し方(操作方法)まとめ|PC・PS5・Xbox対応
まずは基本となる各プラットフォームでのピンの差し方を確認しましょう。
初期設定のまま使用する場合の操作方法は以下の通りです。
PC版のピン刺し操作:マウスホイールクリック(初期設定)
PC版でキーボードとマウスを使用している場合、ピンを刺すためのデフォルトのキー割り当ては「マウスホイールのクリック」に設定されています。
操作のコツ
画面中央の照準(クロスヘア)を対象に向けてホイールを押し込むことで、瞬時にピンを指すことができます。
PS5・Xbox版のピン刺し操作:R1 / RBボタン(初期設定)
コントローラーを使用する場合、PlayStation 5では「R1ボタン」、Xboxシリーズでは「RBボタン」がピンの操作に割り当てられています。
PC版と同様に、対象に照準を合わせてボタンを押すだけのシンプルな操作です。
重要!「R1ダブルタップ」で「危険!」ピンを刺して敵を知らせる方法
通常のピンだけでなく、緊急性を伝える「危険!」ピンの差し方も覚えておきましょう。

コントローラー(PS5)の場合、画面中央のドットを対象に向けて「R1ボタンをダブルタップ(2回連続押し)」することで、その地点に「危険!」という表示のピンを刺すことができます。
これにより、単なる場所の指摘ではなく、敵がいることや危険なエリアであることを周囲に強く認知させることが可能です。
機種別 ピン操作一覧表
各プラットフォームの操作をまとめました。
いざという時に焦らないよう確認しておきましょう。
| 機種 | 通常ピン(場所・アイテム) | 危険ピン(敵・警戒) |
| PC (キーボード) | マウスホイール クリック | マウスホイール(ダブルタップ) |
| PS5 | R1 ボタン | R1 ボタン(ダブルタップ) |
| Xbox | RB ボタン | RB ボタン(ダブルタップ) |
ピン刺しでできること|敵の索敵からアイテム共有まで
ピン機能は単に場所を示すだけではありません。索敵や情報共有において非常に多機能な役割を果たします。
見えない敵も丸わかり?草むらのレイダーやARCの索敵・名前確認
ピンは場所だけでなく、ARCや他のレイダーに対しても反応します。
これを利用すると、草むらや暗がりに隠れていて目視しづらい敵を索敵することができます。
具体的なテクニック:索敵ピン
怪しい場所にピンを刺してみることで、もしそこに敵がいればピンが吸着し、敵として表示されるため、先手を取るための索敵ツールとして非常に優秀です。
味方にアイテムやジップラインの位置を教える
協力プレイにおいては、アイテムや移動手段の共有にも役立ちます。
落ちている武器や素材、あるいはジップラインやフィールド貯蔵庫などのロケーションに向けてピンを刺すことで、その場所と対象物を味方に正確に伝えることができます。
ボイスチャットがなくても、「ここに良いアイテムがあるよ」とスムーズに連携を取ることが可能です。
脱出地点にピンを刺して迷わず帰還するルーティン
マップに慣れていない序盤では、探索中に方向感覚を失い、時間切れになってしまうこともあります。
現在地と脱出地点を把握したら、利用する脱出地点にマップ上でピンを打っておくことをお勧めします。
常に脱出地点への方角と距離が画面に表示されるようになるため、迷うことなくスムーズに帰還できるようになります。
生存率を上げる!ピン刺しの戦略的活用テクニック
ピン刺しは、防御的な手段としても極めて有効です。
ここでは、生存率を上げるためのテクニックを紹介します。
遠距離から狙撃されたら即ピン!敵の位置を晒して牽制・追撃を防ぐ
特に遠い距離から不意に狙撃された場合、即座に敵がいる方向や場所にピンを刺すことが有効です。
敵の位置にピンを刺すことで、自分のチームだけでなく、設定によっては周囲の他のプレイヤーにも敵の存在を知らせることができます。
心理的な効果
位置がバレた狙撃手は、他のプレイヤーから狙われるリスクを恐れて追撃を躊躇したり、その場から逃走したりする可能性が高まります。
野良プレイヤーと協力?「助けを求める」合図としての活用
ピンを刺すことは、周囲のプレイヤーに「あそこに敵がいる」と知らせる行為であり、間接的に助けを求める合図にもなり得ます。
特に北米やヨーロッパサーバーでは協力的なプレイヤーが多く、ピンで敵の位置を知らせることで、近くにいる全く別のパーティが駆けつけて敵を倒してくれる、といった共闘が生まれることもあります。
ARCの名前がわからない時はピンを刺して確認しよう
遠くに見えるARCが、戦っても大丈夫な相手なのか、それとも逃げるべき強敵なのか判断がつかない場合もピンが役立ちます。
ARCに向かってピンを刺すと、その敵の名前が表示されるため、「ホーネット」なのか「ロケッティア」なのかといった識別が容易になります。
これにより、無謀な戦闘を避けて安全なルートを選ぶ判断材料になります。
ピンの通知範囲を変更する設定方法(チームのみ⇔すべてのレイダー)
実は、ピンの情報が誰に届くかは設定で変更することが可能です。
デフォルトは「チームのみ」設定変更のメリットとリスク
通常の設定では、ピンの情報は自分の「チームのみ」に共有されます。
しかし、設定を変更することで「すべてのレイダー(サーバー内の全員)」にピンの音声を届かせることができます。
設定による違いと比較
| 設定 | メリット | デメリット・リスク |
| チームのみ (推奨) | 味方だけに情報を伝えられる。隠密性が高い。 | 他のプレイヤーに助けを求められない。 |
| すべてのレイダー | 第3者に敵の位置を知らせて助けを求められる。 | 自分の存在が周囲にバレて、逆に狙われる可能性がある。 |
基本的には「チームのみ」が推奨されますが、絶体絶命のピンチの際には切り札になるかもしれません。
設定手順:「R1長押し」+「□ボタン」で切り替える方法(PS5例)
この通知範囲の設定は、メニュー画面を開かなくてもプレイ中に変更可能です。

Xboxでの変更手順
- 「RBボタン」を長押しして、ピン命令のホイールを表示させる。
- この画面が出ている状態で「RBボタン」を押しながら「Xボタン」を押す。
- 通知範囲が「チームのみ」⇔「すべてのレイダー」で切り替わる。
PS5での変更手順
- 「R1ボタン」を長押しして、ピン命令のホイールを表示させる。
- この画面が出ている状態で「R1ボタン」を押しながら「□ボタン」を押す。
- 通知範囲が「チームのみ」⇔「すべてのレイダー」で切り替わる。
PC版の場合はキー割り当て設定で「ピンの届く相手(切り替え)」キーを確認してください(初期設定ではKキーなどが割り当てられている場合があります)。
まとめ
ARC Raidersにおけるピン機能は、単なる合図の枠を超えた重要なサバイバルツールです。
PCではマウスホイール、CS機ではR1/RBボタン一つで、索敵、アイテム共有、そして緊急時の救援要請まで行うことができます。
特に「危険!」ピンや通知範囲の切り替えといったテクニックを知っているかどうかで、不意の接敵時の生存率は大きく変わります。
ぜひこれらの機能を使いこなし、過酷な戦場を生き抜いてください。

